はじめまして。
有限会社ジェイホッパーズ
代表の
飯田章仁
と申します。2002年に京都でゲストハウスを始めたのをきっかけに少しずつ店舗を増やし、今春までには西日本を中心に12店舗で国内外の旅人をお迎えしておりましたが、この度の新型コロナ感染拡大で大打撃を被り、11月末時点で4店を閉鎖するに至っております。
現在、滋賀、京都、大阪、和歌山、広島、福岡に残る8店舗で必死に生き残りを模索中なのですが、3月以降の売上は前年比で8割以上減という非常に厳しい状態です。その中で唯一前年に近い数のお客さまに来ていただいているのが、今回支援をお願いする
ジェイホッパーズ琵琶湖ゲストハウス
です。
築50年余年の元国民宿舎を買い取ってゲストハウス仕様に改装し2018年夏にオープンした同店は、琵琶湖と比良山地に挟まれたすばらしい自然環境に囲まれている事もあり、ビワイチ、湖水浴、登山、フィッシングなど、さまざまな目的で多くのお客様に利用していただいております。
このプロジェクトを起案したいきさつ
上の自己紹介では触れなかったのですが、琵琶湖店には
2面のフットサルコート
を併設しており、今回のプロジェクトで実現したいこと、ズバリこのコートに敷設している人工芝の張替えです!
この場所ももともとはテニスコートだったらしいのですが、当社が取得した時にはただの荒れ地状態でした。この1000㎡強の土地をどのように有効活用するか検討した結果、フットサルコートを作ることで、各国から訪れる旅人たちと地元の人々が一緒にプレーし、「世界の共通語」とも呼ばれるフットボール(サッカー)を通じた草の根国際交流を育む場を提供しようということになったのです。
建物の改装計画とともに、コート建設計画もスタートしましたが、いろいろ事前調査を進めるにつれ、建物が予想以上に老朽化しており改装費が当初の想定を大きく上回りそうなことがわかってきました。その結果、予算の都合上その分フットサルコートの建設費にしわ寄せが来てしまい、人工芝の品質を落とさざるを得なくなってしまったのです。いま考えれば芝をケチるなんてとなるんですが、当時は予算をいかに抑えるかに頭が行き過ぎてその重要性に気づく事ができませんでした。
それでも整地はしっかりやってもらい、酷暑の真夏に汗だくになりながら業者さんの芝張りを手伝いながら、なんとか完成にこぎ着け、宿とともに2018年8月オープン!美しい緑色に心も踊りました。そして少しずつですが、コート利用者も増加してゆき、週末には国際交流サッカー企画もはじめました。また小さなカップ戦を企画したり、あの岡部将和氏をお迎えしドリブルクリニックを開催したりと、営業活動も積極的に始めてゆきました。
ところが。。。
最初の数ヶ月は良かったのですが、半年ほど経った頃から芝が抜け始めてきました。また芝と芝の継ぎ目も剥がれ始め、頻繁に抜けた芝の除去清掃と補修が必要になってきたのです。そして二年数ヶ月を経た現在の姿です。
センターサークル、ペナルティスポット、ゴール付近を中心に、始めて2年とは思えない惨状が。。。元はと言えば事前の研究もろくにせず、ただ単価だけを見て判断した私が馬鹿なだけなのですが、それにしてもさすがにこれは放っておくことはできません。
このままでは利用者の安全が確保できません。珪砂やゴムチップなどの充填材も入ってない現状では、下地のアスファルトの硬さが直接膝への負担に繋がりますし、雨天時はかなり滑り、転倒時の脳震盪のリスクも高まります。ここ一年は地元の少年サッカーチームや、年配の方がウォーキングサッカーを楽しまれる事も多くなってきているので、運営者としては安全に楽しく利用していただく事が最低限の責務だと強く思いました。
クラウドファンディング初挑戦です!
このような状況の中、今回このクラウドファンディングで皆様の支援を仰ごうと考えた理由は以下の通りです。
現在まだ海外からの渡航制限が解除されておらず、またその先も見通せない状況の中、もともとその多くを国内のお客様に支えられている琵琶湖店が会社の先頭に立って当面の売上を確保していく必要があるのです。そして今回人工芝を刷新することで、自信を持ってコート利用を勧める事ができ、また宿泊と食事を絡めた合宿やフットサル大会などの提案も積極的にしてゆけると考えました。
クラウドファンディングに取り組むことで、資金調達のみならず、琵琶湖店とフットサルコートの存在を広くアピールできることも大きな理由です。魅力たっぷりの近江舞子と湖西地域ですが、まだまだ観光地としての認知度は高いとは言えませんし、湖西に唯一のフットサルコートも地元の方以外はまだそれほど知られていないのが実情でしょう。
また財務面での切実な事情もございます。最初のご挨拶でも述べましたが、新型コロナの感染拡大により会社は大きな痛手を受けており、すでに国と民間の金融機関から多額の緊急融資を受けております。この融資はすべて運転資金に注ぎ込まれるため、設備投資に回す余裕はほとんどなく、今回のクラウドファンディングでどうしても資金を調達する必要があるのです。
これまでの歩み・軌跡
今回のメインテーマである琵琶湖店とフットサルコートから少し離れて、ここでは私がどのようにゲストハウスの仕事に関わるようになっていったかをお話したいと思います。少し長くなるかもしれません、、、いや絶対長くなるので、時間のない方は読み飛ばしてくださいね。
もともとは大手石油会社の営業職だった私は、日々ガソリンスタンドで従業員と共に汗を流す経営者の方々と交わるにつれ、自分もいつか自分自身の商いをしてみたいと思うようになっていきました。肝心の何をしたいのかというのが見えなかったのですが、思い切って11年働いた会社を辞め、バイクの免許を取得して
ユーラシア大陸の横断ツーリング
をしている時に、今の仕事につながるアイデアが少しずつ明確になってきました。1年3ヶ月の間、国から国へと移動をしながら様々なタイプの宿に宿泊し、その宿の主人やスタッフ、ゲスト達と語らいながら、帰国したらこんな宿をつくりたいと具体的に絵を描き始め、帰国して1年後の2002年12月、ジェイホッパーズ京都というゲストハウスを開店したのです。
今でこそ一般的になってきたゲストハウスという宿泊形態ですが、その頃は京都、東京、北海道などに数軒ずつある程度で、世間的にもほとんど認知されていませんでした。ただ当時の円安状況やLCCの普及などもあり、訪日観光客は少しずつ増加し始めていたところでした。毎日受付に立って海外からゲストをお迎えするうちに経営も軌道に乗り始め、4年目からは広島、大阪、飛騨高山などへの店舗展開を始める事ができたのです。その後2007年のリーマンショックやその後の新型インフル騒動、2011年の東日本大震災と原発ショックなどもなんとか切り抜けて2016年には直営10店舗にまで成長する事ができました。
そして東京オリンピックの開催が決まり、空前のインバウンドブームが始まります。訪日客数は毎年10%以上増加し、有名観光地には日本人よりも外国人の方が多いという光景も珍しくなくなってきました。知人には「よう儲かってええなあ」とからかわれたりする事も多くなり。。。確かに外からはそう見えたでしょう。しかし実態は、増加する海外客のペースを遥かに上回るペースでホテル、ゲストハウス、民泊などの宿泊施設が建設されはじめ、それと歩を合わせるように経営の舵取りが難しくなってきたのです。以前なら何ヶ月も前から満室になっていた繁忙期に少しずつ空床が出始め、最盛期には90%を超えていたベッド稼働率も年を追う毎に悪化、2019年にはとうとう70%を切ってその結果創業以来初めての単年度赤字を記録してしまいました。
もちろんただ手をこまねいていた訳ではなく、サービス面、価格、設備の見直しなど様々な対応策を講じながらなんとかこの波に飲み込まれない努力を続けてきました。中でも最重要と考えたのが「都市部に集中した店舗立地の分散化」です。二度三度と日本を訪れる日本ファンは、東京、京都やその他大都市や有名観光地に飽き足らず、かなり田舎まで足を延ばしつつある傾向を捉え、3年前に熊野古道にほど近い本宮湯の峰温泉に出店、そして翌年、滋賀県は琵琶湖西岸の近江舞子に大型店舗を開店したのです。
熊野湯峰店はオープン2年ほどで軌道に乗り始め、これに続けとばかり琵琶湖店も3シーズン目のエンジン全開!と意気込んだ矢先だったのです。想像だにしなかった新型コロナの感染拡大。全店とも2月ごろからキャンセルが相次ぎ、4月にはなんと前年比96%減という嘘のようなホントの話となってしまいました。さすがにこれはどうにも抗う事ができず、4月~9月にはな酒バーを含む5店舗を閉鎖、一緒にがんばってくれていた多くのスタッフも解雇せざるを得なくなりました。
本当に夢が打ち砕かれ、一時は朝起きるのも辛い状態になったのですが、このままこのクソみたいなウイルスには負けたくありませんよね。なんとか気力を振り絞ってやっているうちに、人間ってすごいですよね。にっちもさっちもいかない状況はぜんぜん変わってないのにだんだんそれに慣れてきて前向きな事も考えられるようになってきました。
そして夏になり、都市部の店舗は相変わらず開店休業状態が続くものの、この琵琶湖店には少しずつお客さまに戻って来ていただけるようになりました。もちろんほとんどが日本人のお客様です。梅雨が開け夏休みに入ると、ビーチもそこそこ賑わい、ビワイチのサイクリストや比良の山々をハイキングする方々も増えてきました。ゲストに温かい励ましの言葉をいただくと元気も100倍になります。よし、訪日客が戻ってこないのを嘆くより、この新しい琵琶湖店を中心としてなんとか会社を存続させていこう、と気持ちを入れ替えている最中なのです。
やはり長くなり過ぎてしまいました。全部読んでくださった方々ありがとうございました!
資金の使い道
\ 今回張り替える人工芝 Kony Greenです /
大阪や東京にも行き検討を重ねました
韓国でナンバーワンシェアをもつ
KOLON社
のFIFA公認の人工芝で、正規代理店である
株式会社サプライズ
さんに施工をお願いしています。選定するにあたっては、前回と同じ轍は踏むまいと、入念にリサーチし、5社からお見積りをいただきました。担当者の方々にも詳しく話を聞き、また実際に導入されているコートにも視察に行ったりして、芝の抜けにくさ、芝自体の強さ、基布の工夫、総合的な耐久性、芝メーカーの実績、施工の丁寧さなどを比べてみました。その結果、製品・施工の両面で、信頼性と価格のバランスに納得できた同社に決定いたしました。先程述べたように、下地はしっかりできているので、今回は人工芝の張替えのみの作業となります。張替え前の既存芝の撤去と下地アスファルトの部分補修は経費節減のため自前でやります。張替費用は税込み740万円です。
スケジュール
1月中旬 既存芝の撤去と下地の部分補修
↓
2月9日 工事開始
↓
2月16~20日頃 完工
↓
2月23日 営業再開
FIFA公認の人工芝
割付図
リターンのご紹介
リターンは大きく分けて5種類ございますが、その多くは弊社の宿泊施設、フットサルコート、レストランで利用できるもので、前売券的な性格のリターンを多く取り揃えております。また今回特別に、日頃からお世話になっている京都の動けるタイ料理屋「カオニャオヒルズ」さんにも多大なるご協力いただきました。
ここではリターン名のみ記載しておりますので、詳細は各項目をご覧いただき、お好みのリターンをお選びください。
尚、当プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合でも、計画を実行し、リターンをお届けいたします。
◎ 本格タイ料理屋「カオニャオヒルズ」特製セット
① ジェイホッパーズ全社的なリターン
- 【①-A】 シンプル応援プランwith オリジナルT-shirts 3,000円
- 【①-B】 ジェイホッパーズ全店共通宿泊割引券 2,000円(2500円分)
② フットサルコートの利用に関するリターン
- 【②-A】 ピカピカの人工芝でお試し利用割引 8,000円(平日2時間、土日祝1.5時間)
- 【②-B】 ワンコイン個サル5回券 2,000円(通常2,500円)
③ ジェイホッパーズ琵琶湖ゲストハウスと併設のびわごち食堂に関するリターン
- 【③-A】 平日合宿 1泊3食割引 7,500円×人数(コート利用込)
- 【③-B】 土・日・祝日合宿 1泊3食割引 8,000円×人数(コート利用込)
- 【③-C】 びわごち食堂バーベキュー割引券(通常3500円)3,000円
- 【③-D】 全館貸切プランA(平日および日曜泊) 150,000円
- 【③-E】 全館貸切プランB(土曜および休前日泊) 250,000円
- 【③-F】 琵琶湖店内の「びわごち食堂」のお食事券 10,000円
最後に
この1年近く本当に苦悩しました。でも落ち込んだ後でも、友人とともにボール追い汗を掻く事で気分も晴れ、不思議と前向きな気持ちを持つことができるんです。スポーツにはそういう力がありますよね。フットサルを通じてこの地域の人々の健康と笑顔を増やし、免疫力を高めてコロナもふっとばし、ジェイホッパーズ復活の起点としたいです。そしていつの日か、このフットサルコートで、世界のフットボール好き旅人が集う「旅人ワールドカップ」を開催するという夢を持ち、日々の努力を重ねてゆきたいと思っております。この気持と目標に賛同していただける皆様の支援を心よりお待ちしております!
最後までお読みいただき
ありがとうございました m(_ _)m